工場の祭典にご来場、誠にありがとうございました!

工場の祭典2014が無事に終わりました。

燕三条地域の各参加事業所へ、そして弊社マサコー山口木工へお越し頂いた方々へ、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

うちの工場は10月3日〜5日までの3日間の参加でしたが、期間中は合計して42名の方々にご来場いただきました。

42名!!

三条の市街地からだいぶ離れた場所にあるこんな小さな木工屋に、これだけの方々にわざわざ足を運んでいただけたということは、私どもにとって正直、驚きでした。
初日こそオフィシャルバスツアーのコースに組み入れてもらっていたため、6名様にお越しいただくのは事前に聞いていた確定事項だったのですが(当日は8名様になられた模様)あとは全然人なんて来てくんないんじゃないか、と社長とも話していて「確かにそれもありうるなあ・・」と最悪な事態も想定し心の準備もしておりました。

ところがところが!

各日とも10数名の方が弊社工場を訪れてくれて、私どもの説明に熱心に耳を傾けて聞いてくれて、私どもの仕事一つ一つに感嘆の声を上げてくれる!
なんと新鮮な体験だったでしょうか。

我々にとっての日常風景であるこの工場が、こんなに違って見えた日は他にありません。

皆様に工場を見てもらうことで、社長も従業員も、そして私も、仕事に対する自信や仕事に向き合うモチベーションを補充してもらえたような、そんな気分です。非常に大きな力をいただきました。
重ね重ね、ご来場の皆様に感謝申し上げます。


ただ、今回、工場の設備や工程などを説明させていただいて、いくつか反省する点も。
以下、備忘録的に箇条書き。

・工場の祭典公式パンフには「ありとあらゆる柄を作る」と謳っていた割には、工場前に展示しておいた柄の種類が少なすぎた。
そして工程案内をした柄も最もオーソドックスなストレートな柄を使用していたので、もっと驚かれるような変わった形状のものを作る工程にすべきだったかなあと。

・ツアーの方々への説明が時間内にまとめきれず、伝えたいことがうまく伝えきれなかった。

・工程をお見せするにあたり、機械設備ばかりを説明していたような気がする。
職人の手のワザや木を扱うための工夫・知恵などをもっと見せられれば良かった。

・私が説明している最中だというのに、社長や従業員が話の途中割り込んで入ってきて、工程に全然関係ない説明を始めたりして、見学客の方がどっちを聞いていいのか困惑するシーンが何度もあったので、来年はこのような事がないように言い聞かせ、根絶したい。

 

これらの他にも多々あるのですが、また来年までじっくりと考えて、今年以上に見る方に喜んでもらえるよう工夫してみたいと思います。


何より、このイベントによって多くの方とお話をさせていただけたことが私は何よりも嬉しかったです。

遠方よりいらしてくれた方も多く、また弊社工場を訪ねてこられた理由も様々で、それもお話を聞いていて興味深いところでした。


今年は期間中ずっと天候に恵まれず、肌寒く雨が降る天気のなかでの祭典となってしまいましたが、来年、またここ燕三条の地を訪れていただき、来年こそ爽やかな秋晴れのもとたくさんの工場を巡ってもらえればと思います。


また、工場でお会いしましょう!それでは今日はこの辺で失礼します。


※最後に、祭典当日の工場のようすを。