暑中お見舞いと、特注の柄のご注文につきましてのお話

暑中お見舞い申し上げます。

大変暑い日が続いております。

うちの工場も、暑さと戦いながら日々がんばっておりますが、今年ついに工場用扇風機を導入することに。
どこまで効果が期待できるものかと思っていましたけど、こりゃー涼しいですね!

木屑が舞って大変なんじゃないかと思って導入には慎重な姿勢をとっていましたが、これならもっと早く導入しておくべきだったと後悔…。


さて、ここ最近、県外の方から鍬や斧の木柄の製作依頼や、お問い合わせをいただく事が増えてきたように思います。
法人のお客様からのご依頼もありますが、個人のお客様から特注の木柄のご注文をいただく機会も多くなってきました。

とてもありがたいと思う反面、ご依頼の企業さんに聞く話だと
「今まで作ってくれてた取引先の木工屋さんがもうやめてしまってね」という声が。

全国から木工屋さんが一軒また一軒と数を減らしてきているようで、後継ぎがいなくて廃業されるという木工屋さんが多いみたいです。

私もこの三条市で、木工業界に足を踏み入れてはや8年。
廃業された木工屋さんも何軒か見てきました。

寂しいことですが、はっきし言って斜陽産業である木工業を喜んで継承したい!と思う人は少ないと思うので、今後もどんどん数を減らしていくでしょう。
ですが、弊社はこうしてご注文を下さる方々がいらっしゃる限り、木製品の需要がある限り、需要を喚起できるようなアイデアが尽きぬ限り、木工の可能性を信じて続けていきたいと思います。



なんだかしんみりとしてしまいましたが、話を戻して。

先ほどチョロッと書きました、個人様からの注文もマサコーでは承っております。

特に最近ご依頼をいただくことが多いのが斧の柄の製造依頼です。

真っすぐな柄ももちろん、欧米で作られた斧のような綺麗なカーブを描いた柄の製作のご要望も何軒かご依頼を頂いています。
弊社ホームページ内の写真にある形状でしたら、すぐに作ることが可能です。(概ね1週間以内)
http://masakohhp.takara-bune.net/

参考画像↓

1本から製作致しますが、ネックとしてはどうしても大口注文に比べると割高になってしまいます。
また、木柄は長さがある為に、サイズ的に送料も割といい値段なってしまったりするので、この点はこちらも心苦しく感じるところではあります・・。

それでも、小売店さんにはなかなか置いていないような特注の柄を作るであったり、またそこに行く手間、柄の付け替えをする等にかかる労力や時間的コストなどを考慮してもらった場合、弊社に依頼した方がトータル的に安い!!と感じてもらえるような価格設定でご提供させてもらっているつもりです。

もし、特注の鍬や斧の柄、農具工具の木製部分の製造依頼がありましたら、弊社まで電話、メール、FAX、なんでも結構ですので
お問い合わせ頂ければ幸いです。
サイズ、使用する材料、お値段、その他木についてのご相談、喜んで承ります。

だいたい新潟三条弁のきつい社長か、私のどちらかが電話にでます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

そして、夏の暑さはこれからも続くと思われます。
どうかご自愛ください。それでは!


※画像:新潟県北部の笹川流れの風景と、鶴岡市加茂水族館のくらげ