雪かき、それは

日曜の明け方から連日、日本海側では雪が降り続いていました。
ここ新潟県三条市も一晩で30cmほど雪が積もりました。

今日のお昼のニュースでの、既に100cm以上もの雪が降り積もっている魚沼市で雪かきをしていた男性の方へのインタビューで。

「まあ大変ですけど・・ やるしか無いので。」

そうなんです、雪が降り積もる以上、いつもの生活をするには好む好まざるに関わらず、とにかく雪かきを「やるしか無い」のです。それが雪国に住まう者のさだめ・・。

魚沼市の豪雪に比べれば私の住む三条市(の比較的市街地のほう)の積雪など、無いに等しいレベルなのかも知れませんが、それでも雪かきは大変な重労働で、寒い中で体力もいりますし、時間もいるし、場所によっては危険も伴います。また、それが連日連日続くこともあり、体力に自信のある私でも大変だというのに、高齢者だけの家庭等は本当に大変な思いをされていると思います。

この雪かきをなんとか楽しいものにできはしないもんかなー、あるいは前向きな気持ちで出来る術は無いものか・・と何年も考えてきていましたが、最近ようやく

「雪かきに伴う全身の運動は、神様が私に課した強制シェイプアップメソッドなのだ」

という暗示を自分に無理矢理かける事によって、ポジティブに雪かきをできるようになりました。(笑
何十回、何百回とスコップで雪を掬うとき、遠くに放る動作をするとき、使っている腕の筋肉・腹筋を意識して(←ここが重要)黙々と雪をかき続ける。汗ビッショリになり寒いどころか暑くて上着を脱ぐ勢いです。

これを繰り返せば、ダイエットにもなるし、気になるお腹まわりのぜい肉や二の腕のたるみも絞れる事でしょう。実に生産的です。

とはいえ、それは体が健康でまだまだ体力があるからこそできるもので、先にも書いたように体力に自信のない方やお年寄りの方では大変だという事にはかわりません。

都市部の「雪かきなんてしたことないよ!一度やってみたいな!」というような元気な若者たちを募って
「雪かき体験ボランティア」として雪国に来てもらったりとか、
「雪かきで素敵な出逢いを見つけよう!婚活雪かき!」みたいなイベントとかしたら結構いいんじゃないかなーとか、いやでもしかしそんな甘いもんじゃないだろう、とかそんな事を一日中考えつつ今日は仕事をしていました(注:本業は木工屋)

雪かき作業というのは、毎年必ず事故が起きてしまっているという現状もあります。
腰を痛めたり、滑って転んだりしたりと、雪国育ちであっても全く油断はできません。
どうか雪かきに携わる人々のご安全と健康を祈って、今日はこの辺で。

それでは、また。
雪かきで全身筋肉痛のマサコーより。