ストーブ大活躍

寒い日が続きます。今年は特に寒い・・。
うちの工場には薪ストーブがあり、暖をとるだけでなく、廃材を燃やしたりヤカンを置いてお湯を沸かしたり大活躍してもらってます。
自宅の薪ストーブの上に鍋をおき、ゆっくりと煮込まれるのを待つ・・というような優雅なライフスタイルをしたいものですが、我が家にはそんなスペースを確保できないので、工場のストーブにサツマイモを乗せ焼きイモを作るくらいしかできません。
まあ、それもそれでとても美味しいので満足はしているのですが。

ストーブでなくとも、七輪の上で焼くサンマやBBQコンロ、炭火で焼く焼き鳥など、直火で作る料理は旨さが格段に違います。

大抵そうした炭火で焼いた料理を食べるのはアウトドアやお店などの「雰囲気の良い空間」だから美味しく感じるというのもあると思いますが、実際に炭火で焼いたほうが遠赤外線効果で美味しく出来る、というのは科学的にも証明されているようであります(詳しくはこちら)

「炭火焼きは焼き手の腕が素人でも中級くらいの腕前に上げてくれる」という話も聞いたことあります。

さて、ストーブといえば薪ですが(※炭の話でしたが強引に薪の話題にします)
弊社ではそのストーブにくべる薪木割りに欠かせない、斧や鉞の柄の部分を作っています。
大小様々な形のものがありますが、材料は主に樫の木やホワイトアッシュです。
そんなに沢山作っている、というわけではありませんが、鍛冶屋さんから柄入れの注文を受けることがあります。
私はまだこの業界に入ってまだまだ学習が足りないため、斧や鉞について色々とネットで調べてみました。

どうやらスウェーデンやドイツ産の斧がアウトドア嗜好の方には人気があるようです。

サイトで商品を見てみると、洗練されたフォルムといい、重厚感といい、確かにこれはカッコイイ。
男ならわかると思いますが、何というか、雄叫びを上げつつ振り下ろしてみたくなる感じ。
日本製のシェアはどんななんだろうなーとか気になりつつも、どんどん検索してみると、「斧マニア」なるブログを発見しました。

このブログはとにかく凄いです。「この方はなんて斧を愛しているんだ!」と関心しきり。

斧の使い方や選び方はもちろん、斧ができた由来から、メンテナンス方法に至るまで事細かに、しかもとても読みやすくウィットに富んだ文章で記述されています。

そし最も素晴らしいと思うのが、「作業や保管する上での安全対策」についてまでもしっかりと強調されて書かれている事。

ここが一番大事です。どんなに便利な作業工具であっても、まず「安全」無くしてその道具の事は語れませんし、その意識が無い者はその道具を使用してはいけません。
斧は古から伝わる道具であり、大まかな使い方もだいたいの人がわかってはいるとは思いますが、一歩間違えれば凶器になる危険な道具でもあります。
そういった事も、筆者の方自身よく自覚されている事とあらゆる刃物に対する愛情が読んでるうちにビンビンに伝わってくる感じがしてきて、大変好感を持ちました。

いやはや、
世の中にはその道を極めんとする凄い人たちがいるなあ、と。そういうお話でした。
大変面白く勉強になるブログでしたので勝手ながらリンクを貼らせて頂きます。おすすめです。
斧マニア http://isikari.cocolog-nifty.com/blog/