うちで使っている木材を紹介(前編)

まだまだ雪が降り続き、春はいつやらといった天候の新潟ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

唐突ですが、鍬の柄や斧の柄を主に作っているうちの会社で、よく使われる木材の樹種と特徴を書いていこうと思います。


・朴(ホオノキ)
くすんだ緑色〜灰色っぽい色をしていて、軽くて柔らかく加工がしやすい木です。
結構水分に強くて、調理器具の取っ手部分やまな板によく使われます。
仕上がりもとても良く、狂いも少ないのですが、この木を切削すると機械の刃がとにかく痛みます(すぐ研磨しなきゃならない)。
柔らかい木なのに不思議ですね。


・イエローポプラ
アメリカ産の木で、樹高50m、直径2mになるという木。
加工も仕上がりも良く、ホオノキにとてもよく似ていますが、こちらは水分には大して強くなく水に濡れるとすぐカビが生えてきたりします。
でも塗装やニス塗りと相性が良く、釘も打ちやすくて安価で手に入る材料ですので日曜大工・DIYに最も適している材料といって良いと思います。
成長が早い木で、継続的に安定した供給が可能の材だとのことです。


アメリカンビーチ(アメリカブナ)
国産のものもあって、うちではどちらもまとめてブナと呼んでいるのですが、(厳密には違うが)
アメリカンビーチのほうが赤みがかった色をしています。
家具によく使われています。重厚で肌目も均一で良いのですが、小口部分への衝撃と乾燥でヒビが入りやすいのと、曲りや反りが出やすい材料です。
まあそれでも堅い木なので、鍬の柄としての役目は十分果たします。



もうちょっと書きたかったですが今日はここまでで、続きはまた今度に。

それではまた。