いよいよ始まる 「開け、工場! 燕三条 工場の祭典」 と、燕三条ってどこのことよ?の話


こんにちは。もうすっかり秋ですね。
ここ三条市では稲刈りも終わり、秋空に赤とんぼが飛ぶところや、綺麗に咲いたコスモスの花も見ることができます。

さて、過日の当ブログ記事でもチラッとご紹介しましたが、この秋、三条市では燕三条 工場の祭典」というイベントを開催します。

このイベントでは、普段はなかなか見る事のできない「工場」を一般の方々に解放し、ものづくりの現場というものを直接その目で間近で見てもったり、それに携わる職人達と交流して頂く事によって、より多くの皆さんに「燕三条地域」のことをさらに広く深く知ってもらえるようにと企画された今年初開催のまったく新しい新感覚の工場フェスティバルでございます。

先回でも書きましたが、ここ三条市と、お隣の燕市は非常に多くの工場が集積している他に類を見ない工業地域でありまして、こういった試みは全国でもなかなか例が無い事だと思います。ぜひ皆さん、燕三条にお越しください。

グルメに、酒場、温泉など意外となんでもあったりするので、楽しい場所ですよ。

工場の祭典 公式ページはこちら→http://kouba-fes.jp/about/

で、ここで県外の方からよく勘違いされがちの「燕三条」という名称と地域について簡単に説明させてください。

まず、「燕三条市」という市はありません。

燕三条」という地域名称の由来は、その昔「三条市」と隣接する「燕市」のちょうど境界線のあたりに上越新幹線の駅ができることになり、
その名称をめぐって両市はやれ新燕駅だ、いいや新三条駅だ、と紛糾し結局、両市の名を織り込んだ上に燕を先にした「燕三条駅」という名称を、駅長室を三条市側に配置して所在地を「三条市」とする、ということで最終的に合意したのだそうです。(wikipediaより参照)

今考えればどっちが先でも後でもええやんと思えるが まあ、単純に両市の名が合わさっただけです。

ちなみに、燕三条駅と目と鼻の先にある北陸自動車道のI.Cの名称は「三条燕I.C」です。これは三条が先で燕が後のほうにくっついています。すごいどうでもいい

ですが、この両市ともに工業が盛んであることと、三条市には金物卸等も非常に多く産業を通じた係わりが非常に深いことから、
この工業商業の集積地域のことを近年では「燕三条地域」と一括りで呼んだりしているのです。

これまたちなみに、ですが地元民が「燕三条」と言うときは、感覚的にこの燕三条駅周辺の多くのビジネスホテルや飲食店などが立ち並ぶエリアのことを指す事が多いです。
略して「つばさん」とか、新潟県の中心あたりにあることから「県央地域」と呼ばれたりもします。


私自身としては、「さんじょうつばめ」より「つばめさんじょう」のほうが言いやすいし覚えやすいしなおかつ語感も良いのではないかなーと感じているのですが、どうでしょう。
まあ、そういった諍いはもう時代遅れだと思いますし、これからもお互いに切磋琢磨しあい「燕三条ブランド」のモノが全国そして世界に広がっていって欲しいと願っています。


私自身も、この「燕三条地域」の工場で働き、ものづくりに深く関わる身であり、本来ならば「お前も参加しれよ!」と言われる所なのですが私自身もこの機会に色々な工場を見学し新たな発見を得たい!と思っていますので、今年はこういう所でのサポートに徹する事に致します。来年はマサコー山口木工として参加したいと考えておりますので、どうか宜しくお願い致します。

本当は、地元民の目線から、このイベントや燕三条周辺の見どころなどを書く予定だったのですが、思った以上に文章が長くなってしまったし、時間も遅くなってしまったので、続きはまた明日か明後日に。

それでは!