燕三条 工場の祭典 行ってきた感想

こんばんは!皆様いかがお過ごしですか。

すっきりとした秋晴れかと思えば、冬のように冷え込んだりする日もあったり、台風がどんどんと接近して来たりと不安定な天候が続きますね。
この時期は体調を崩しがちですので、皆様もどうか体調管理にはお気をつけください。

さて、早いもので先日ご紹介しました「燕三条 工場の祭典」も無事閉幕からもう20日が過ぎようとしております。

私も5日の土曜日午後から3社に出掛け、工場内部を見学させてもらいました。

1か所めは、伝統の技を継承し包丁を製造されている吉金刃物製作所さん。
2か所めは、そのお隣に工場のある理美容鋏製造をされている山村製作所さん。
3か所めは、日本でも数少ない日本剃刀を製造されている三条製作所さん。


山村製作所さんの工場には大変数多くの機械があり、間近で見るプレス機の迫力、1本1本手で研磨し仕上げられる丁寧な仕事、鋏を作るにはこれほどの機械と工程が必要なのか・・。と驚かされました。

なんかもっといい写真撮ったような気がしてたんですが・・。山村さんのトコの写真これしか無かったです(泣
ハサミを型抜きした端材でしょうか。

三条製作所さんでは、昔ながらの窯に松炭を入れ、鞴(ふいご)で風を送り炉の温度を上げていく、という製造段階のお話を直接職人さんから聞かせて頂いたりしました。
恥ずかしながら私は不勉強なもので、この「ふいご」と呼ばれるこの道具の事を初めて知りました。職人である水落さんの話では、
風を送るレバーの滑らかな動きは内部にタヌキの皮を貼ることによって生み出されている、と知りました。
先人の知恵が集約されているなんと素晴らしい道具なんだろうか、とただただため息を漏らすばかり。感激です。




さらに三条製作所さんはこの度の伊勢神宮式年遷宮の金具(何らかの扉部の鍵らしい)の製造を任されたという事で、工場の入り口には滅多に見る事の出来ないであろう紫舟さんの書による「祝 御遷宮」のぼりが。

廻れたのはわずか3か所でしたが、多くの感動と三条市の素晴らしさを感じることができました。

何より、「実際足を運んでこの目で現場を見てみたら、そこには自分の想像なぞ軽く超える景色や体験が待っていた。」

こう思えることって、心を豊かにしてくれるし、本当に貴重ですよね。

わずか3か所しか見る時間を作れなかった事を後悔しています・・。


評判を聞くと、今回どうやら大成功だったようです。

この行事を運営するにあたり、初めての事ですので様々な課題も浮き彫りになったかと思いますが次回以降はよりカイゼンされ、よりパワーアップしたものに発展していく事でしょう。

参加企業の皆様、実行委員会の皆様、お疲れ様でした。良いものを見せていただき感謝、感謝です。ありがとうございました。


それでは今日はこの辺で失礼致します。